久しぶりに、佐藤事務所でのブログ更新です。
「PECSⓇ(絵カード交換式コミュニケーションシステム)」をご存じですか?
私はこの方法と出会ってから、子どもとの関わり方が大きく変わりました。
私がPECSⓇと出会ったのは、かれこれ15年以上前になります。
療育先で初めてわが子に実践され、その効果のすごさに感動というか
「これはおもしろい!」という好奇心のほうがまさり、、、早速
ピラミッド教育コンサルタントオブジャパン株式会社が主催のワークショップに参加したのです。
翌年には、知り合いもいない中、たった一人で実践発表にも挑戦。聞きに来た方はたった二人💦
慣れない発表に落ち込む場面もありましたが、講師の先生が「よくやっていると思いますよ」と声をかけてくださり、その言葉は今でも心に残っています。それほどPECSⓇに魅力を感じていたからこそ、勇気を出して挑戦できたのだと思います。
ピラミッド教育コンサルタントオブジャパンのワークショップに複数回参加したり、何度か個人コンサルを受けるなど実践を続けてきましたが、子どもたちもPECSⓇを卒業し、私もお仕事として、「ソーシャルワーク」に軸足を向けましたので、ワークショップや勉強会に参加することは減っていきました。でも、やっぱりPECSⓇのおかげで今のわが子がいると思っていますし、多くの方がきっと必要とされているものであると思っています。
昨日、まる一日かけて、ピラミッド教育コンサルタントオブジャパンさんのご協力を賜り、二人のクライアントさんのPECSⓇのコンサルテーションを実施していただきました。クライアントさんに実施するコンサルは、これで2度目となります。
内容については、個人情報保護の観点、社会福祉士の倫理綱領にある守秘義務を順守しており、ここでご紹介することはかないませんが、確かな手ごたえを感じましたし、一緒に学んでくださった支援者の皆さんの表情をみさせてもらって、本当にやってよかったと思っています。
私は、今目の前にいるクライアントの皆さんをサポートすることが、私の使命でありますし、PECSⓇだけでなく、本当に必要とされる支援が、必要な人にちゃんと届くように。これからもそのお手伝いを続けていきたいと思っています。またPECSⓇは、障がいのある方々の、意思決定支援の一端を担う重要なツールであることも言うまでもありません。
実践から離れてしまった今は、人と人、人とサービス、人と制度をつなぐソーシャルワーカーとしての使命として、ピラミッド教育コンサルタントオブジャパンさまのご協力のもと、このPECSⓇの真実をを伝え実践を広めたい、なーんて。とおこがましくも思っている次第です。