自己研鑽

  • アセスメント

    今年度もスタートし早くも1カ月が経とうとしています・・・

    SSWとしては、担当する学校への最初の挨拶もやっとひと段落。これから一年、全力で駆け抜けていこうと思っています。
    後見業務も、紆余曲折しながらもどーにかしがみついて頑張っています。

    去年からスクールソーシャルワーカー(SSW)としての仕事をスタートしたのですが、
    私は何を求められているのか、どう動くべきなのか、わからないことが多すぎて、正直「手探り状態」でした…
    自分が経験してきたソーシャルワークが活かせる部分と、そうじゃない部分っていうのもありましたし。
    いやー本当に、難しいなって思いました。


    今年の目標は「アセスメントをさらに極める」です!


    ある先生から最近教わったことがありまして、

    「アセスメントがしっかりできていれば、現場で自然と答えが出てくる」ということです。

    これを言われたとき、まさに矢で脳天貫かれた感じでした…
    本人の意思、現場の支援者の気持ち、学校の先生たちの思い。いろんなことを考えないといけなくって、
    私はどうしたらいいのか!?と思い悩むこともあったけど、
    それ以前にやるべきことがあったということです。
    答えを出すことがアセスメントだと勘違いしがちです。

    いかに情報を集約しているか、そしてその情報を言語化でき、伝えることができるか。

    そういう能力を鍛えていかないといけない。ということなのですね。
    それができて初めて、色々な手立てが見えてくるし、方向性も定まってくるのだと思います。

    もちろん実践を通して学ぶことが大事です。
    あと、私の亡き父の教えで、ビスマルクの言葉らしいのですが、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」だったかな?
    歴史から学ぶ、一刻も早くレベルアップをするために、どんどん学びを深めていかなければならない。

    一生の間では到底時間が足りない。

    時々、基本(社会福祉士の倫理綱領)に立ち返る時間も必要。

    あと、バイクとか、ゲームとか…w自分の時間も必要ですからね。

    あちこち気になるタスクがありすぎるけど、
    今年は、とにかく丁寧なアセスメントをする!
    そのために、しっかり子どもたちの行動を観察し、支援者や先生とたくさん話をしよう。
    勇気をもって、一歩前に出よう。

    これが今年絶対的に頑張ることです。


  • 大阪大谷大学でお話をしてきました。

    今日は、人生初、大学の教壇に立ってのお話をさせていただきました。
    大学の講師の方から依頼を受けたのが5日前で、2日で資料を仕上げました。

    だいたい一か月前くらいにはお知らせいただくものなのでしょうが、
    佐藤はそんな無茶な依頼を断らず受けてしまう特性があるようです。

    人前で話すのは慣れていないのですが。
    これもチャレンジと思いやってみました。
    貴重なご縁です。

    大学の学生さんの前で話すというのは初めての経験でした。
    専門科目ではない、共通の選択科目の授業の一環だったということです。
    将来は、ほとんどの方が福祉の業界に進まれるそうです。

    内容としては、障害のある子どもを育てる保護者の心の変化を中心にお話させていただきました。
    時間も90分と長いうえに、パワポの画面が「発表者ツール」っていうのかな。メモが見れる表示にできないというトラブルがあったため
    90分完全アドリブで話すことになってしまいました。
    恐ろしい体験でした。

    大学生の若い心をつかむような話は出来なかったかもしれませんが、また機会があったらチャレンジしてみたいです。



  • 大阪社会福祉士会 事例研究会

    大阪社会福祉士会 南河内支部 事例研究会に参加してきました。


    今回の事例のテーマは「意思決定支援」です。
    後見業務を行っていると、私自身も様々な意思決定をどう考え、どう決断するか。
    いつも迷うところなので、大変参考になりました。
    支援者が思う方向性と、クライアントの希望は、なかなかすんなりと一致しないものです。
    そこで、どのようなプロセスをふんで、最終決断につないでいくか、、、
    そして、その決断に至る根拠は何なのか。
    そのことを、その方の背景にあるものを踏まえながら、慎重に考えていく必要があると思いました。

    今回の事例研究会のテーマが

    『大谷翔平は一日にしてならず〜普段の援助に活かす事例研究の方法〜』

    でした。
    野球選手がバッターボックスに立つ前に、必ず「素振り」をするように、
    私たちも、ソーシャルワーク実践の前に「素振り」 つまり今回のような事例研究などに積極的に参加することで、
    しっかりと練習を積み重ねる。そうすることでより質の高いソーシャルワーク実践に繋がる。
    ということを教えていただきました。

    日々の業務に追われて、なかなか自分の実践を振り返り、言語化することができなかったりしますが、
    機会があればできるだけ今回のような事例研究会に参加し、自身のスキルをより高めていき、
    私に関わっておられるクライアントの皆さんに、より良いものとして還元できれば、と思っています。

  • わたしは独立型社会福祉士です。

    第12回 大阪社会福祉士会学会に参加してきました。


    2年前はパネリストとして参加したこの会、
    今回は「独立型社会福祉士」として、自分自身の方向性をどうしていくか、
    改めて考えるため、自己研鑽を積むために行ってきました。

    今年一年は、SSWとしての活動も始まり、また、自分自身も後見活動で、多くの方を担当させていただいているなかで、
    対応が難しく、本当に悩むことが多かったと思います。
    そのたびに、SVの先生方にお尋ねしながら、何とか切り抜けてきた…というのが正直なところです。
    一生懸命やってはいるけど、あまり手ごたえを感じられず、自信をなくしそうになることもありました。
    一方、ちょっとずつ、実践を積み重ねられたことに手ごたえも感じるという、入り混じったものを感じてます。

    今年のソーシャルワークの実践と、スーパービジョンで学んだこと

    ●主体的に動く
    ●アセスメントなしには走らない
    ●謙虚さを忘れない

    今回の学会は、そんな私の一年の集大成、と言う気持ちでした。

    基調講演では カラーサの横田一也先生

    「ソーシャルワークにおける独立型社会福祉士の機能と可能性を探る」

    というテーマでご登壇されていました。
    横田さんは、ソーシャルワークの経歴も長く、大学の講師までされているすごい方なのですが。
    わたしのようなものに、いつも気さくに声をかけていただいています。
    ひとつほっとしたのが、「皆さん、社会福祉士と名乗ってますか」と呼びかけられたのですが。
    そういえば、開業してから、電話でも、社会福祉士の佐藤です。ってちゃんと言ってるなあ
    (っていうか、それしか言いようがないのだけど)
    そこはなんかちょっとうれしかったかもしれません。
    横田さんのお話には、いつも必ずしかるべき根拠も示してくださるのでとても納得できます。
    自分の実践に自信をもって、自分の価値を高める努力を続け、社会福祉士として誇りを持つこと。
    改めて感じさせていただきました。
    また機会があったら、横田さんのお話を伺えたらと思いました。

    分科会 大阪の独立社会福祉士の取り組み座談会

    3名の独立された方のお話をうかがいました。
    どのかたも、素晴らしい実践をされていて、信念が一本バシッと通ってて、10年先のビジョンもしっかりもっておられる。
    私なんて本当に、まだまだ下の方でくすぶっているだけだなあと思いました💦

    私は今回のパネリストの皆さんと同じような実践、きっと難しいだろうな、とも思いました。
    だけど、一つ一つの仕事を丁寧にやっていく。実践を積み重ねていくしかないのかなと思っています。
    これも横田さんからいつも言われていることですが、これからも、私らしい形でやっていければ、と思います。

  • スーパービジョン

    スーパービジョンやってます!


    社会福祉士の資格を取得したのが2016年、大阪社会福祉士会に所属し基礎研修を開始したのが2018年でした。
    そこから3年の基礎研修を経て、大阪社会福祉士会ぱあとなあに所属し、後見業務を開始しました。

    スタートした頃は、正直この仕事をなめていた。というか…(先輩方から怒られそうですが)
    ソーシャルワークについても、社会福祉士の倫理綱領についても、理屈で分かっていた程度。
    実践では、迷い、戸惑う日々。悩むというより、怖い。という言葉が合うかも、というくらい、追い込まれたりしました(-_-;)

    このままではいけないと思い、
    2022年より、とある大学にて、正式に『スーパービジョン』を受けることにしました。

    スーパービジョン(SV)とは、対人援助法の一種。
    スーパーバイザー(指導する者)とスーパーバイジー(指導を受ける者)の間で行われる対話です。
    支援対象と自分の間で行き詰まっている問題を、第三者の視点から見てもらうことで解決の糸口を探すのが主な目的です。


    より質の高いソーシャルワークの実践につなぐこと。
    様々な視点から物事を見ることができるようになること。
    自分の実践や評価を、『可視化』つまり、文字として記録を残すこと。


    今年で2年目となるスーパービジョンですが。すごく難しく、ついていくのがやっとです。

    あと、やはり独立型社会福祉士ですので、自分の仕事を評価したあとに、客観的に見ていただく機会は、すごく大事だとも思います。
    独りよがりで、満足していたら、やっぱり怖いじゃないですか。



    環境とは何か

    今回のスーパービジョンは、スクールソーシャルワークの実践から事例検討を実施、その中で色々とアドバイスをいただきました。
    生活モデル中心のソーシャルワークでは、『環境』というところをどう考えるか、というところが難しくて、今めっちゃ考えているテーマです。
    なぜかというと、スクールソーシャルワークは『環境』に働きかけるのが役目だからです。
    じゃあその環境って、具体的に言うと、何なのでしょう。となっているわけです。

    環境とは。
    教室なのか、先生方なのか、生徒なのか、家庭なのか。
    そしてその環境に、我々はどう関わればいいのか。
    私は、先生でもなければ、保護者でもない、間接支援として関わるソーシャルワーカー。
    極端なこといえば、現場によっては、その環境という概念が覆ってくる。
    多分覆ってしまってはいけないのだろうなと思うのですが、これが正解かどうかもわからない。
    言い換えれば、ぶれまくっているんですよね。
    自信がないときだって、やっぱりあるので。

    学び続けること


    社会福祉士の仕事って、本当に携わるケースや立場によって、全然違う考えで挑まないといけないときがあります。
    まだまだ私には物事を客観視するスキルが不足しています。もっと自己研鑽が必要だと思います。
    開業しているにもかかわらず、まだ発展途上でいいのか、と思いますが。
    これでもう十分、これ以上学ぶことなんてない、なんて日はやってこないと思ううです。
    それに、学ぶことはとても楽しい。
    仕事の合間を縫って、勉強するのは簡単ではありませんが💦
    でも、ありがとうと言ってもらえたり、私で良かったと言ってくれる人が、少しずつ増えてきていて、
    ちょっとずつだけど、自信ももてるようになってきています。
    小さな一歩でも、そして時には2歩も3歩も下がることもあるかもしれませんが…
    その人にとって、一番のソーシャルワークを提供し続けることができるように
    とにかく、頑張ろうと思います!