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スーパービジョン
社会福祉士の資格を取得したのが2016年、大阪社会福祉士会に所属し基礎研修を開始したのが2018年でした。そこから3年の基礎研修を経て、大阪社会福祉士会ぱあとなあに所属し、後見業務を開始しました。
スタートした頃は、正直この仕事をなめていた。というか…(先輩方から怒られそうですが)
ソーシャルワークについても、社会福祉士の倫理綱領についても、理屈で分かっていた程度。
実践では、迷い、戸惑う日々。悩むというより、怖い。という言葉が合うかも、というくらい、追い込まれたりしました(-_-;)
このままではいけないと思い、
2022年より、とある大学にて、正式に『スーパービジョン』を受けることにしました。
スーパービジョン(SV)とは、対人援助法の一種。
スーパーバイザー(指導する者)とスーパーバイジー(指導を受ける者)の間で行われる対話です。
支援対象と自分の間で行き詰まっている問題を、第三者の視点から見てもらうことで解決の糸口を探すのが主な目的です。
より質の高いソーシャルワークの実践につなぐこと。
様々な視点から物事を見ることができるようになること。
自分の実践や評価を、『可視化』つまり、文字として記録を残すこと。
今年で2年目となるスーパービジョンですが。すごく難しく、ついていくのがやっとです。
あと、やはり独立型社会福祉士ですので、自分の仕事を評価したあとに、客観的に見ていただく機会は、すごく大事だとも思います。
独りよがりで、満足していたら、やっぱり怖いじゃないですか。
今回のスーパービジョンは、スクールソーシャルワークの実践から事例検討を実施、その中で色々とアドバイスをいただきました。
生活モデル中心のソーシャルワークでは、『環境』というところをどう考えるか、というところが難しくて、今めっちゃ考えているテーマです。
なぜかというと、スクールソーシャルワークは『環境』に働きかけるのが役目だからです。
じゃあその環境って、具体的に言うと、何なのでしょう。となっているわけです。
環境とは。
教室なのか、先生方なのか、生徒なのか、家庭なのか。
そしてその環境に、我々はどう関わればいいのか。
私は、先生でもなければ、保護者でもない、間接支援として関わるソーシャルワーカー。
極端なこといえば、現場によっては、その環境という概念が覆ってくる。
多分覆ってしまってはいけないのだろうなと思うのですが、これが正解かどうかもわからない。
言い換えれば、ぶれまくっているんですよね。
自信がないときだって、やっぱりあるので。
社会福祉士の仕事って、本当に携わるケースや立場によって、全然違う考えで挑まないといけないときがあります。
まだまだ私には物事を客観視するスキルが不足しています。もっと自己研鑽が必要だと思います。
開業しているにもかかわらず、まだ発展途上でいいのか、と思いますが。
これでもう十分、これ以上学ぶことなんてない、なんて日はやってこないと思ううです。
それに、学ぶことはとても楽しい。
仕事の合間を縫って、勉強するのは簡単ではありませんが💦
でも、ありがとうと言ってもらえたり、私で良かったと言ってくれる人が、少しずつ増えてきていて、
ちょっとずつだけど、自信ももてるようになってきています。
小さな一歩でも、そして時には2歩も3歩も下がることもあるかもしれませんが…
その人にとって、一番のソーシャルワークを提供し続けることができるように
とにかく、頑張ろうと思います!
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意思決定支援~被後見人って自由なお金はあるの?~
意思決定支援、と言う言葉を、最近よく聞かれるようになりましたね。
私自身まだまだわからないことが多いので、自身も勉強しつつ、実践をとおして学びを深めているところです。
後見業務で意思決定支援が出てくる局面と言えば、やはり施設やグループホームに入るという決断をする。というのが鉄板。
年金や生活保護の受給の手続きをするかどうか、とか。手帳を取得するかどうかとか…
その他、日常のちょっとした買い物、携帯電話の契約、行動など、軽く相談されたり、時には判断を求められることもあります。
後見人としては、法律行為に対して「代理権」がみとめられてはいますが、(保佐、補助なら同意権もあります)
必要のないことまで金銭の利用を禁じたり、参加を制限することはあってはならないと考えています。
これらの行為は、憲法で認められている基本的人権「自由権」に相当し、ゆえに最大限尊重されるべきものです。
もし、「確実にこのことを行ったら、本人に多大な損害が及ぶことが明白である」と判断されれば、
本人を守るために、支援者間で話し合い、慎重な議論のうえで、より最善の結論を出していきます。
よく、「後見人がついたら、お金を自由に使えなくなるんでしょ」とか、
「おこづかいもらえないんでしょ」とかおっしゃる方がおられます。
確かに、ネットでもそのようなことが書いてあるのを見かけたこともありますし、テレビでも報道されていました。
なんの理由もなく、おこづかいが全くない、使わせてもらえない。
もしそのような支援者、後見人がついてると考えられるのであれば、躊躇することなく、どなたかに相談に行かれても良いかと思います。
本人の意思に反する決断をせざるを得ないときは、より慎重でなければならないと考えています。
私たち後見業務を行っているものとしては、ご本人の大切なお金や資産を預かっています。
そのお金を守り、ご本人の生活が困ることがないようにしていく責務があります。
判断が難しい場合は、先ほども書きました通り、支援者間で共有して、どういう形がベストなのか、しっかりと話し合いを持ちます。
さらに「
意思決定支援ガイドライン」に基づいて、丁寧にプロセスをふみながら、最終の決断をしていきます。
意思決定支援については、色々と話すテーマがありそうなので、また後日あらためて書いてみたいと思います!
※法律の専門ではないので、意思決定支援に関することにつきましては、裁判所や公的機関の情報を参考にしていただけると幸いです。
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事務所のブログ
ホームページを立ち上げて、約1か月たちました。ホームページをつくる作業、想像以上、ほんとに大変でした。
自分の方向性もあいまいなまま、軽い気持ちだったので、それが一番よくなくて、
サポートしてくださったリウムスタッフさんにもご心配をおかけしてしまいました。
いかに、中身を整理できていなかったか思い知らされました。
リウムスマイルさんに、手取り足取り、状況を整理してもらいメニューを決めました。
私の今までの業務経験、プライベートでの経験から、何とかひねり出した、というのが本音です。
早速、ホームページを見てくださった方から、声をかけてくださるようになり、とりあえずはほっとしています。
ほんの少しでも反響があってよかったです。
でも、ここがスタートライン。
私にとっては、この一連の出来事は、大きな投資。
誰かの役に立てる仕事がしたい、ということが私の目標(夢)であるとすれば
人数こそ少ないけれど、いろんな方々の人生に携わることができ、何かしらのお役に立てていて、今、叶っているといえます。
でも、関わらせていただく以上、もっと質の高いサービスを提供するための精進をしなければなりません。
ソーシャルワークについては、まだ素人。
意思決定支援ガイドラインについても場数がまだ不足しています。
認定社会福祉士になることを目指して頑張ることも。
そして私自身が、日々豊かな生活を送り、その背中を、我が子どもたちにも見ていてもらいたいと思っています。

具体的業務内容については、守秘義務があるから発信することはできません。
自分の生活についても、子どもたちも大きくなったし、プライベートなことは以前のようには書けないと思います。
何を書けばいいのかわからないという状態が、Facebookなどでも続いていました。
さらに仕事や家のことで忙しく…
でもよく考えれば、これら全部言い訳になるのでしょう。
Facebookって、1年前、とか、うん年前とか、思い出、とか出てくることありますよね。
私だけかもしれませんが、以前に自分がかいた記事って、なんかいやー( ゚Д゚)ってなるんですよね。
自分の書いたこが、見るに堪えない。夜更けにかいたラブレターを、朝読み返しているような。
コロナとか、ネットのルールとか、いろいろと価値観とかマナーも変わってきたからかもしれないですが。
でも、仕事としてホームページを立ち上げたからには、やっぱり書かないと。。。
プライベートではなくて公式のものとして。
一方で書くことなんて何もない、と悶々とする日々。
リウムの方にも、リウム代表の穂口さんにも、とにかく自信がない、愚痴っぽく言い続けてきたように思います。
でも、それではやっぱりいけませんよね。
関わっている方にも、いっぱいありがとう、言うてもらってる。
もっと自信もっていいはず!
そう思わなくては、私のクライアントの皆さんにも失礼ですよね。
やっぱり、せっかくブログを書くのだから、自分らしさを前面に出して、差別化したいなあと思ています。
私の仕事は『ソーシャルワーカー』ですが、対外的に何をしているのかよくわからないかもしれません。
(自分もかつてはわからなかったので)
ソーシャルワーカーとしての実務経験はまだ浅いので、書く内容に価値があるかどうかは未知数だし。
何が正解で、何が間違っているかということも、その時によって違うし、人によって評価もかわるという、曖昧な世界。
ブログに書いても、褒められることも、認められることも無いかもしれません。
だけど、関わってくださった方に、喜んでもらえればそれでいいはずなので。ちょっとでも伝わり、ソーシャルワークというお仕事がほんとに必要であること、社会的な役割を、少しでも多くの方の心の片隅にでも残ったらいいなと思います。
目の前にいる方々のサポートを全力でやること。
地域福祉のための研鑽を積み重ねていくこと。
仕事もプライベートも楽しむこと。
個人情報に細心の注意を払い、日々の活動にも少しだけ言及もしていきます。
制度的なことも、体験談的に書ければいいですね。
この7月より、非常勤ですが、スタッフ2名を迎えています。二人とも有能で経験も豊富です!!
業務をより迅速に、正確に、円滑に進めていくことができるかと思います!
何より、当事者の皆さんの心に寄り添い、あきらめず、支援していきたいと思っています。
このような事務所です。
どうぞよろしくお願い致します。
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ホームページが新しくなりました
NPO法人COLORSは、おかげさまで、今年10周年を迎えました。
この節目の年に、代表佐藤のホームページと合併という形ではありますが、新たにホームページを作成することにしました。
理由は色々あるのですが、
一番は、地域の方に、
広く、この地域にペアレント・トレーニングを届けたい
と言う思いが一番でした。
ぜひ、発達に課題のある子どもたちと、その保護者の方に広めたい。
正直ほぼボランティアでの実施で、スタッフにも、時間的、金銭的にもかなり負担をかけていましたが、
それでもやっていく価値があると、私たちは確信し、信じてやってきました。
今回のHP作成にあたり、日ごろお世話になっている穂口さんの『
リウムスマイル』さんにご協力をいただきました。
軽い気持ちで、『ペアトレの普及のために、ホームページを新しくしたい』と、ご相談させていただいたところ、
自分のこれからのビジネススタイル、方向性まで、色々と整理していただき、自分自身の仕事のスキルアップにもつながったと思います。
自分自身の今までを振り返りながら、なんだかちょっと自信をなくしかけたりもしましたが…
資金的なこともあって、『佐藤社会福祉士事務所』の一部を間借りする形にはなりますが、
今までよりもっと見やすく、充実したホームページを作っていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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事務所ブログ